前に戻る

3月の豆知識

東日本大震災(3.11)から12年が経とうとしております。
大震災では2万2千人余の命が奪われました。ペットにおいては、国の調査によると少なくとも3千100頭の犬が犠牲になったとあります。

ただ猫をはじめ他ペットの実態は分かっていません。

 

また先月トルコにて、4万5千人と近代史では最悪となる犠牲者数の震災が発生しました。
倒壊規模からして犠牲者は、もっと増えると予測されています。

その中には、3.11同様ペットも含まれていますが、あまりニュースで報道されることは、ありません。

 

今回の「うちトコ防災豆知識」では、過去の震災を振り返る機会に、そして過去の教訓からペットを含めた「ジブン家の備え」を考える!そのような機会して頂ければと思います。

1カ月前のトルコの地震は、300キロにわたる東アナトリア断層で、マグニチュード7.8、9時間後に、その北側で7.5の地震が起きました。広島大学(地震地質学)の奥村教授は、東アナトリア断層内で3つに分かれていた断層が連動して最初の地震が起き、この地震が北側の2回目を誘発したと説明しています。

 

写真出典:yahooニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff0201956bad0af696fe5fae0dbd36521c766b77

 

そしてこれが、日本の「南海トラフ地震」にも言える!と見解を示しています。

複数の区間…三重県や奈良県あたりから、四国を縦断し、大分県にかけての複数の断層に連続して地震が発生する危険があるというものです。

 

30年以内に大規模な地震が発生する確率が、80%以上などと新聞などでも言われますが、どれだけ「ジブンゴト」にできているでしょうか?

うちトコ避難所マップでは、ひとも動物もいのちが助かる!ペットがいるために避難を躊躇しないで済む!避難の仕方に選択肢を!を掲げ活動を行っています。

この豆知識のように知って頂くことはできるのですが「行動をおこす!」は、飼い主さまにお願いするしかありません。

 

どうぞ今日と言う日を、過去の教訓や、震災後の現場で起こった復旧復興の過程や、実際の工夫を知り「ジブン家の備え」に落とし込んで頂きたいと思います。

方法は、色々あります。
うちトコ避難所マップ理事の加藤謙介先生の学術的見解は、とても勉強になります。
https://researchmap.jp/Katokensuke

 

映像や動画で観ることでも、さまざまな気づきがあります。

NHKアーカイブス https://www.nhk.or.jp/archives/
にて、検索に「災害、ペット」など知りたい情報を入れ視聴してみましょう。

またNHK災害列島命を守る情報サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/suigai/
にも動画や情報が沢山あります。

 

そして私は先日、熊本市に行っていたのですが、そこでお会いした方に、このようなお話を聞きました。

熊本地震の時、余震がひどく、自宅からペットと一緒に避難しようと思ったが、ペットキャリー自体がそばになかった。そこで近くにあった園芸用プラスチックの長方形植木鉢2つを使って上下かぶせ猫を閉じ込め、それを抱えて避難したということでした。

とっさの工夫に驚いたのと、被災された方の声に耳を傾けることは、多くのアイデアと命を守る術を頂けます。

どうぞ災害は、いつ起こってもおかしくない!とジブンゴトにして、備えて頂けたらと思います。

 

 

うちトコ避難所マップの公式LINEでは、定期的にペット防災に役立つご案内や豆知識を配信しております。

ご登録は、トップページの「友だちになる」をクリックしLINEQRコードを読み込むか

こちらのQRコードを読み込み、お友達追加行ってください。

沢山のご参加お待ちしております!