今年は、ペットと一緒に行動の年にしよう!
2023年01月26日
新しい年を迎えて数週間経ちますが、大切な家族(ペットも)と共にいかがお過ごしでしょうか?
本当に毎日寒いですね…
さて今年は、関東大震災から100年の年になります。
首都直下型地震や南海トラフなど30年以内に、高確率で大規模な地震が起こるとも言われております。
じぶんごとにして!本気で備える時期に来ていると考えます。
また先日1月17日は、阪神淡路大震災から28年でした。
日本にとって都市近郊の地震は初めてでしたし、人だけでなく多くのペットも犠牲になりました。そして兵庫県南部地震動物救援本部では、1556頭のペットを保護したと記録にございますので、それだけ飼い主とはぐれてしまったことが伺えます。
そして阪神淡路大震災の教訓によって、ひとの災害支援の在り方や仕組みが作られ、その後の災害を経て変化し、現在も様々な支援の仕組みが構築されてきております。
フェーズフリーの考え方や、マイノリティーやSOGI(性自認)、高齢者支援に、小児リエゾン支援などなど、それぞれの分野で発展していたり、コロナ後は避難所運営の仕方も変わりました。
一方ペット支援の現在のしくみが作られてきたのは、新潟中越地震や東日本大震災などを経て、動物愛護法の改正とともに進められたとも言えます。
その後、熊本や北海道胆、大阪北部地震など、大規模な地震は起り続けています。
もちろん豪雨災害も、雪害も…最近は、ミサイルも飛び物騒です。
そう!日本に暮らすということは、「災害は起こるもの」として考えていく必要があります。
「災害は、起こるもの」という前提のもと、ぜひ今年は「実際に行動しておく」「訓練しておく」の2点を実行して頂きたいと思います。しかも「様々なパターンを想定して」というミッション付きで!
1.リスクを知る行動を
更新の意味でも再度ハザードマップを確認してみませんか?
調査によって変更になっている場所もあったりします。
ペットがお留守番している場所、家族のいる場所(職場、学校)、避難しようと考えている場所など、くまなく調べてみましょう。
活用するツールとして「重ねるハザードマップ」をお勧めします!
2.備蓄を含め家具の固定など、家の中や職場の備えを見直し安全性を確保する行動を
実際にどれだけの方が、備えておられるのでしょうか?
やり過ぎということは、全くありません。現在様々な資源が高騰しておりますので、災害だけなく備蓄は、とても役立つと思います。
3.実際に行動してみる
シェイクアウト訓練をご存知でしょうか?
*2008年にアメリカで始まった地震防災訓練。 訓練方法はいたってシンプル!
指定された日時に、地震から身を守るための3つの安全行動を約1分間行うのが基本
場所を選ばず手軽に実施可能なのが、特徴です。
写真を参考に「ペットとともに机の下に入ってみる」を
ぜひ!ペットと一緒に行ってみてください。
ちなみに…私は猫に顔を蹴られましたし、犬は呼んでも来ませんでした(笑)
この方法は、震度6強まで有用です。震度7の場合は、机自体が一緒に移動してしまいます。
その時は、とにかく後頭部を守り、次の行動がとれるよう「ゴブリンポーズ」を取ります。
「ゴブリンポーズ*」で検索をかけてみて下さいね。
(*出典:震度7の生存確率/著者:佐藤和彦/仲西宏之/出版:幻冬舎plus)